研究者らは26日、新型コロナウイルスが最初に発生した中国武漢市について、移動制限を拙速に緩和すれば感染の「第2波」が早期に起きかねないと警告、学校や企業の閉鎖措置を続けるべきとの見方を示した。 中国では新型コロナの感染拡大が一服し、流行の中心は欧州に移っている。そのため中国当局は、武漢市の移動制限の緩和に動いている。 ただ、医学誌「ランセット・パブリック・ヘルス」に掲載された論文は、武漢封鎖を4月まで続ければ、COVID─19(新型コロナ感染症)の「第2波」を遅らせることが可能と指摘。「第2波」を遅らせることができれば、医療現場に態勢を立て直す時間的な猶予ができ、命を救うことにつながるとした。 論文を共同執筆したロンドン・スクール・オブ・ハイジーン・アンド・トロピカル・メディスン(LSHTM)の専門家、ケイシャ・プレム氏は「武漢の移動制限の拙速な緩和は避けるべき。感染『第2波』が早まりかねない」と強調。 「規制を段階的に緩めれば、『第2波』を遅らせ、ピークも抑えられる」との認識を示した。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【関連記事】 ・欧州当局「新型コロナウイルス、夏に終息の公算小 高温多湿でも活発」 ・新型コロナウイルス感染症で「嗅覚がなくなる」という症例が多数確認される ・新型コロナ、急がれる医薬品開発──抗ウイルス薬やワクチンがなかなかできないのはなぜ?  ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。