トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルスワクチンの供給に関して10月かそれより少し後に開始が可能になると思うと述べ、米国では2020年末までに少なくとも1億回分を供給できる可能性があるとの見方を示した。 米疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長はこの数時間前に、米国内で新型コロナワクチンの幅広い配布が可能になるのは2021年半ばかその少し後との見通しを示しており、矛盾する発言となった。トランプ氏はこれについて、同所長は「勘違い」したのだろうと一蹴した。 トランプ氏は記者会見で「米食品医薬品局(FDA)の承認が下り次第、2020年末までに1億回分を供給することが可能になる。それよりかなり早い時期に多くを供給できるだろう」と述べた。 レッドフィールド所長の見解については、同氏と電話で話したとした上で、「彼は間違えたのだろう。誤った情報だ」とし、「勘違いしたのだと思う。おそらく質問を誤解したのだろう」と語った。 レッドフィールド所長は上院歳出小委員会で行った証言で、「2021年第2・四半期終盤もしくは第3・四半期」にワクチンの幅広い配布が可能になるとの見通しを示した。今年11月もしくは12月にワクチンの用意が整う可能性があるとしつつも、第1段階の供給量が限定的となることを踏まえ、感染リスクが最も高い人の接種が優先される可能性があると述べた。 同所長は16日遅く、ツイッターへの投稿で、ワクチンの重要性を「100%」信じているとし「コロナ感染症ワクチンは、米国人が通常の日常生活を取り戻すためのものになる」と述べた。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。