ベラルーシのルカシェンコ大統領は17日、ポーランドおよびリトアニアとの国境を閉鎖し、ウクライナとの国境管理を強化する必要があるとの見方を示した。ベラルーシは独裁的なルカシェンコ氏が再選を果たした8月9日の大統領選を巡り不正疑惑が取り沙汰され、大規模な抗議活動が続いている。ルカシェンコ氏は選挙は公正だったとし、自身は西側諸国による中傷の被害者だと主張している。ルカシェンコ氏は首都ミンスクで開かれた女性のフォーラムで講演し、「われわれは市街地から軍部隊を撤収し、軍の半数を、リトアニアとポーランドを手始めに、西側諸国との国境警備と閉鎖に配置するよう迫られている」と述べた。「極めて残念だが、兄弟のようなウクライナとの国境も管理を強化する必要がある」とした。ポーランド政府の報道官はテキストメッセージで、同国は国境閉鎖について確認を取れていないとした。同国のパベル・ヤブロンスキ外務副大臣はロイターへのテキストメッセージで「これもまたプロパガンダの一要素で、国外からの脅威という印象を生み出す狙いの心理ゲームだとわれわれは受け止めている」とした。同国外務省は国営ポーランド通信(PAP)に対し、国境では通常通りの活動が行われているとコメントした。リトアニアの国境警備当局トップも、国境の活動は平常通りだと述べた。リンケビチュウ外相は閉鎖されるのが物流、人の流れ、あるいはそれ以外なのかが分からないとし、様子を見る必要があると語った。[ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ ・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる ・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死   ※画像をクリックするとアマゾンに飛びます9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。