トルコは16日、ロシアから購入した地対空ミサイル「S400」 の試射が行われると予測されていた黒海沿岸の北部シノップで、ミサイル1発を発射した。これに対し米国は直ちに反発を示した。 ロイターが入手した映像には、青空に向って細い煙が上っていく様子が映っている。トルコはここ数日、ミサイル試射に向け近辺の海域と空域への進入を規制していた。 軍事専門家のトゥラン・オグズ氏は、映像で確認できる煙の色や濃度、漂い方などから、S400である可能性が高いと指摘。米国はトルコよるS400調達は北大西洋条約機構(NATO)の防衛システムに対する脅威として反発しており、実際にトルコがS400の試射を実施したと確認されれば、米国との間の緊張が高まる恐れがある。 米国務省のオルタガス報道官は、「S400と確認されれば、NATO加盟国、および米国の戦略パートナー国としての責任に背くものとして、最も強い言葉で非難する」と述べた。米国防総省報道官も、S400は発射されるべきでないとの見解を示した。 トルコ国防省はミサイル試射について、肯定も否定もしないとしている。 「S400」 の試射とされる映像 ロイター [ロイター]Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます 【話題の記事】 ・強行退院したトランプが直面する「ウィズ・コロナ選挙戦」の難題 ・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ